たをやめ、時々ますらを

記憶に残るアニメと、忘れられていくアニメとに敬意と愛を示していきたい。

中野四葉は花嫁なのか?

こんにちは、たをやめです。

五等分の花嫁第90話がつらすぎて体調を崩し、会社を休みました。

皆さんも五等分の花嫁読んでらっしゃいますでしょう。

 

第90話を受けて読者の中では四葉花嫁確定説と四葉花嫁消滅説が割れているようですね。

それでは今回は(今回も)四葉が花嫁だよというお話をしていきたいなと思います。

例によって感情のままに書き連ねているのであまり美しい文章ではありませんし、大変読みづらいと思います。それでもよければ読んでやってください。

中野四葉は花嫁である - たをやめ、時々ますらを

続・中野四葉は花嫁である - たをやめ、時々ますらを

前回と前々回も読んでください。

 

第90話の内容についての話が主です。

 

・見開きを消費してしまった

皆さんご存知の通り、五等分の花嫁は一番重要なシーンでヒロインに見開きページが与えられています。一花のサイレンとともに恋心を自覚するシーン、二乃や三玖の告白シーンなど、恋愛としてワンステージ上がるシーンが見開きになります。

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今回四葉は見開きを消費してしまった(しかも風太郎を諦める方向で)ということで、まだ見開きを使っていない五月有力とする説が出ています。

これに関しては五月の見開きが来るまでなんとも言えませんが、読者の皆さんは見落としていることがありますね。

それは"風太郎の見開き"の存在ですね。ねぎ先生の言にもあるように、これからは風太郎が花嫁に惹かれていくのが描かれるわけですから、最終的には風太郎が見開き告白するシーンが来ると考えるのは自然です。であれば今回見開き消費したことは敗北要因にはなりえませんね。当然です。花嫁ですから。

 

・「好きだったよ ずっと」f:id:tawoyamebully:20190621173512j:image

感情ですね。

風太郎を「上杉さん」と呼び、常に敬語で話していた四葉が一人でいるシーンとはいえ、

風太郎君 好きだったよ ずっと」なんて言ってしまうのはクソデカ感情になりますよね。読者がクソデカ感情になる以上に四葉はクソデカ感情を抱えているわけです。

想いも思い出も消してしまう、諦めるという決意をした四葉から、抑えきれずに溢れてしまった言葉です。そしてその場所が四葉のお気に入りの場所であり、今の四葉になってから風太郎とデートした思い出の場所であるブランコなわけです。

読者によっては「好きだったよ」が過去形であることから、四葉はもう諦めた、脱落では?という見方をしている方もいるようですが、これもありえませんね。

上述のようにこの四葉の言葉は消そうとした想いが抑えきれずに溢れたものであり、依然大きな感情として四葉の中にあるものです。本当にその気持ちを消せていればここで一人でそこにいない風太郎に呼びかける必要なんてありませんから。届けられない想いだからこそ風太郎のいないところで、それでも風太郎への想いを消せないから風太郎に呼びかける形で、このセリフが出てしまったのだと思います。

ただ、四葉はこの言葉を言ってしまうことによって吐き出し、諦めようと思っていた可能性はあります。これは前々回のブログのスクランブルエッグ編のキスに関して述べた理由と同じで、諦めるために区切りをつける意味で、ということです。まあこれは四葉の内面描写がないのでぼくの推測でしかありませんけど。

 

・ブランコ

常々ぼくは四葉を語る上でブランコがキーだと喚いていますが、今回もしっかりブランコでした。

第90話の五月との会話でもある通りもう四葉は(意識的には)諦めるつもりでいるのですが、やっぱりここでブランコですよ。

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ブランコは揺れる感情のメタファーじゃないかなと思っているので、意識的には諦めようとしているけれども、無意識では諦められないという気持ちがある。そういうものを表しているのだと思います。また、四葉がブランコを漕ぐシーンで最初に映る鎖、風太郎が四葉の陰に想起した枷、同じ鎖ではないですが内容としてはリンクしていてもおかしくありません。
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風太郎とのデートで四葉はブランコから跳んでいますが、今回は跳んでいません。揺れる感情と枷に囚われて跳べない状態にあると。そうぼくは解釈しました。ここから解き放たれるには風太郎が四葉を見つけるしかありませんし、これで四葉が花嫁でなければ報われなさすぎます。

風太郎、四葉を救ってくれ…

 

 

今回はこれくらいにしておきます。

これから風太郎が四葉を見つけて、四葉をつかまえて、四葉を本当の"特別"にしてくれるのが楽しみでなりませんね。

それでは。