たをやめ、時々ますらを

記憶に残るアニメと、忘れられていくアニメとに敬意と愛を示していきたい。

中野四葉は花嫁である

(追記で1-6追加しました。)

 

こんにちは、たをやめです。

アニメの感想を書く場所がほしいなと思って開設したブログですが、一生埃をかぶっていました。

これにはちゃんとした理由があって、めんどくさかったからです。

それでもそのカピカピになったブログを引っ張り出してきたのは、とにかく中野四葉が花嫁だと主張したかったからです。主張したからどうということもないのですが、溢れ出る気持ちを抑えられなくなってしまったので仕方がありません。

中野四葉が花嫁だ!と主張する理由を書き連ねていこうと思いますが、ぼくは文章を書くのが大変苦手なので非常に読みづらい文になると思います。思いの外長文になってしまいましたがよろしくおねがいします。

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・中野四葉とは

春場ねぎ先生によるラブコメ漫画『五等分の花嫁』に登場する五つ子ヒロインの四女。死ぬほどかわいい。

好きな食べ物はみかん、嫌いな食べ物はピーマン。好きな飲み物は炭酸ジュースで好きな映画はサメが出てくる系。かわいい。

非常に明るく奔放でかわいく、困っている人を放っておけない優しい女の子。かわいい。

他の姉妹に引け目を感じている部分がある。

ここまで書きましたが、五等分の花嫁読んでいるオタクは全員このくらいのことは知ってるはずなので後は省きます。

 

 

本題です。

中野四葉が花嫁である理由をつらつらと並べていきます。考察サイトとかで既に書かれているものがあったらすみません。考察サイトとか見るの好きじゃないので被りがあっても確認できません。

写真の子考察はもう四葉で確定したのでやりません。

 

 

1.本編描写

作者の春場ねぎ先生はサイン会でファンの質問に「花嫁は最初から決まっている」と回答したそうですので、本編中にヒントが隠されているはずです。先生は小コマやさりげないところに伏線を撒いているのが今までもわかっていますので、それっぽいものを拾っていきます。

一部未単行本化部分のネタバレに触れると思うので嫌な人は読まないでください。

 

1-1.ブランコ

ぼくが最重要と見ているシーンです。

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単に風太郎と武田がブランコで会話しているシーン(第77話 女の戦)なのですが、風太郎がブランコから飛んで「まだ足りないか…」と考えているところがミソです。

これは四葉とのデート回(第36回 勤労感謝ツアー①)を風太郎が思い出しているところです。

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「上杉さんはここまで来れますか?」に対するアンサーのシーンですね。(この四葉のドヤ顔もかわいいですね。)

何故重要と見ているかというと、風太郎は基本的に前後の脈絡なく五つ子のことを考えているシーンがほとんどありません。前後に五つ子からアプローチがあれば頭を悩ましたり、試験前であれば五つ子の試験のために頑張ったり、五つ子が悩みを抱えているようであればそれぞれの悩みを見つけるために頑張ったりはしますが、単独で五つ子のことを考えるシーンはほぼありません。多分。その中で、全く前後の脈絡なく四葉のことを考えていることがわかるこのシーンはキーになってくると思います。

そもそも四葉とのデート回は普段大笑いしない風太郎が大笑いしたメチャメチャ珍しい回ですし、特別な感情を抱いていく布石としてはかなり濃厚な回に見えますね。

また、先生は「これからは風太郎が花嫁に惹かれていく様子を描く」とも発言されています。

今はまだ四葉のところまで届いていないけれども、これから風太郎が惹かれていき、最後には四葉にたどり着く、というのもきれいな流れになるんじゃないでしょうか。

そのへんを除いても四葉デート回は四葉が意味不明にかわいい回なのでアニメしか見てないとかってオタクはこの回だけでもいいので読んでください。

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1-2.「五択問題は四番目の確率が高い」

五択問題は四番目の確率が高いことは作中でも挙げられています。(第20話 中間試験)f:id:tawoyamebully:20190530180901j:image

言うまでもなく『五等分の花嫁』は五人のヒロインからひとりの花嫁を見つける作品ですから、五択問題と言えます。四番目とは当然四葉のことですから、四葉の確率が高いことは自明ですね。作者がそう書いてるんだからそうでしょ。

 

1-3.薬指担当

五つ子はそれぞれ担当指を持っていますが、四葉は薬指担当です。薬指といえば結婚指輪をはめる指ですね。これはもう花嫁で決まりでいいんじゃないでしょうか。f:id:tawoyamebully:20190530182821j:image

未来の結婚式が描かれる回(第32話 結びの伝説2000日目)でも、五つ子が風太郎のそれぞれの指を握っていますが、四葉はしっかり左手薬指を握っていますね。結婚です。f:id:tawoyamebully:20190530182839j:image
指輪ははめる指によって意味が変わるそうです。ぼくは詳しくないので詳しく知りたい人は調べてください。

親指(一花)→意志

人差し指(二乃)→積極性

中指(三玖)→直感力

薬指(四葉)→愛

小指(五月)→チャンス

みたいな感じの意味があるらしいです。それぞれの姉妹の性格・ストーリーに被ってくるところがあるのは読んでいればわかると思います。

となってくると四葉の担当である愛・薬指のエピソードがこれから描かれていくと考えるのは自然ですね。結婚です。

 

1-4.枷

風太郎が零奈に五つ子の話をするシーン(第42話 七つのさよなら④)では、四葉の内面に関して風太郎が気にかけるようなコメントがあります。

姉妹単体について考えているシーンが少ないというのは前述の通りですが、ここでも四葉のみエピソードにないところで気にかけているのがわかります。おそらくデート回での四葉の自分のほしいものがわからないという発言を受けてのことだと思いますが、この回から風太郎が比較的積極的に五つ子の内面に触れていきます。(二乃に対しても「…だけかと思っていたが今はよくわからない」とコメントしていますが、この時二乃は家出している最中で、風太郎も振り回されているので、よくわからんという愚痴が出てくるのはある意味自然かなと思います)

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ここで風太郎が考えていた四葉の影は四葉のみ前の学校で落第したことに起因することがわかり(第56話 最後の試験が四葉の場合)、この話で一旦の解決を得ますが、ここで風太郎は「五人でいることが重要という教え」が枷であると考えています。

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四葉四葉で6年前(第87話 私と姉妹①)の時点で五人一緒であることに疑問を抱いています。

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五つ子ゲーム(第64話 スクランブルエッグ④)の時も言っているように、五つ子の中で最初に変化をしたのが四葉です。

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これは疑問を抱いているときに風太郎と出会ったことが原因だと考えられますが、四葉の中に変化を欲する気持ちがあるのは間違いないと思います。ただ、五人でいる教えと、姉妹への引け目がそれを押し留めて揺れているような内面を推察できます。これもブランコですね(強引)

第87話から過去編が始まりますが、過去編での主役は四葉です。そのタイトルが『私と姉妹』であることは、自分の求めるものと姉妹と一緒であることの間で揺れる四葉を表していると考えることもできますね。今後四葉の内面が描かれていくと思います。ここまで引っ張ってきた写真の子が遂に確定したので、シンプルに四葉が正ヒロインでは?と思いますが、それではこの長文の意味が無と化してしまうので言わないでおきます。

 

1-5.結婚したい

実はストーリー中で四葉風太郎と結婚したがっているシーンがあります。(第8話 今日はお休み②)

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らいはを妹にしたいと言っていますが、これはもうプロポーズです。結婚です。Q.E.D.

 

【追記】1-6.スクランブルエッグ編のキスについて

現在の時間軸において花嫁が確定しているのはスクランブルエッグ⑧におけるキスの子だけになります。

四葉が花嫁であると主張する以上キスの子は四葉でなくてはなりません。

これはまだ明確に示されていないので、消去法で切っていきます。

・一花…キス時点では切れませんが、問題の第74話 変化球勝負にて「私だけを見てほしい」とのモノローグがあるため一花以外の姿で攻めることは考えづらい、大問題の三玖変装シーンの前にここで他の姉妹に変装して陥れてでも勝つという決意をしている描写がありますので、それまでは変装して何かをしていないと考えるのが自然です。

また、第86話 シスターズウォーエキシビションマッチの「全部嘘だよ 全部」のシーン、背景に一花と風太郎の思い出が描かれていますが、当該のキスシーンはありません。このシーンが頬にキスをするシーンである以上、キスの子が一花であればフラッシュバックするのが自然です。(メタ的には一花が花嫁であるのがバレないようにあえて外したという可能性も一応あります)これで一花は切れます。

・二乃…二乃に関しては第65話 スクランブルエッグ⑤で「五月の姿ではキスしても効果がない」旨の発言をしている他、シスターズウォー編での変装して風太郎に迫った一花を責める発言をしていましたので、切っていいと思います。

・三玖…三玖に関してはやや切りづらいのですが、スクランブルエッグ編はわからない五人のなかから三玖を見つけるストーリーだったわけですから、ここで誰かわからない人にキスされて、それが三玖だったとなればメタ的には台無しです。なので切ります。

・五月…五月は四葉を除けば切る要素がありません。風太郎は食い物ではないので五月は切っていいでしょう。

 

四葉…ここで四葉です。四葉が花嫁であるという前提に立って話をしているので、四葉がキスをした理由です。

四葉は零奈(五月)を使って風太郎の零奈に対する感情を切るように動いています。6年前の子自身でありながらです。正直四葉は内心の描写が少なすぎるので推測が入りますが、姉妹が風太郎を好きである、ということだけで四葉にとっては十分です。前述したように四葉は他の姉妹に対して引け目を感じていますし、自分よりも他を優先する性格です。そのため、風太郎の零奈(6年前・つまり四葉)に対する未練を断ち切ろうと動いていたと考えられます。

ではなぜスクランブルエッグ編ラストに来てキスをしたか、というところになります。

端的に言えば、ここで四葉風太郎に対する想いを切るためだと考えられます。これはまだ推測でしかありませんが。

ところでそのキスの当該話数は68話です。

68は四葉の4で割ると17になります。17は大アルカナでは"星"に当たります。ぼくはタロットカードに詳しくないので軽く調べた程度ですが、星の正位置の意味は「希望、願いが叶う」逆位置の意味は「絶望、高望み」だそうです。

恋愛成就の鐘のところでキスをしたことで長年ためてきた想いを一度遂げ「希望、願いが叶う」、自分にはもったいない、他の姉妹に譲るという四葉の意思が「絶望、高望み」に合致します(零奈を使って想いを切ろうとしていた行動とも矛盾しません)。

これらを複合して、四葉は一度想いを遂げ、それで終わりにするためにキスをしたと考えられます。

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恥ずかしがっている顔にも見えますが、想いを断ち切ろうとしている切な気な表情と読み取ることもできます。奇しくも五月(の顔をした誰か)のトレードマークである星の髪飾りは先程述べた大アルカナ17"星"と一致します。偶然でしょうか。

 

 

2.ストーリー外の要素

基本的にここからは妄想です。ここまでも妄想でしたが、妄想度があがります。

 

2-1.名前

言うまでもなくここまで書いてきたのは中野四葉という女の子に関してです。

四葉という名前から連想されるもの、おそらく誰もが四つ葉のクローバーを思い浮かべると思います。

四つ葉のクローバーの花言葉は「幸福」「私のものになって」(諸説あり)

これはもう花嫁です。

ちなみに四葉自身は自分だけ画数が多いことに悩んでいるそうです。かわいい。(4巻 登場人物紹介)
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2-2.リボン

四葉の特徴といえば頭のデカいリボンです。一説には頭の養分を吸ってデカくなっているらしいです(5巻 登場人物紹介)が、それはとりあえずおいておき置いておきます。

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リボンには「約束」「絆」の意味があり、姉妹の潤滑油として動く四葉のキャラクター性にマッチしています。それだけでなく、人と人の結びつきを象徴するリボンを身に着けている四葉は、結婚という結びつきを得るキャラクターとしてデザインされている可能性も高いです。

 

2-3.話数

『五等分の花嫁』では区切り区切りで未来の結婚式の様子が描かれます。

導入に当たる第1話を除くと、"第32話 結びの伝説2000日目"と"第68話 スクランブルエッグ⑧"で結婚式の様子が描写されます。

言うまでもなくこの話数、32と68の最大公約数は4です。単なる偶然ということもありますが、意識的に四葉の4が来るように話を配置している可能性はあると思います。ついでに結びの伝説2000日目の2000もスクランブルエッグ⑧の8も全て4の倍数です。偶然ですかねえ?

 

2-4.声優

アニメ五等分の花嫁において、四葉を担当する声優は佐倉綾音です。当然のことながら姉妹ひとりにひとり声優がいます。

ただ、アニメ化前のPV段階では五人の声優をすべて佐倉綾音が兼ねていました。これに関してねぎ先生はイメージどおりというような評価をしています。

TVアニメ声優を決めるに当たり、原作者であるねぎ先生もある程度意見を通せる立場にあるため、最も重要である花嫁役に五人を演じた佐倉綾音を当てたと考えると、佐倉綾音担当の四葉が花嫁である可能性は高くなると考えられます。

 

2-5.長谷川千雨

作者の春場ねぎ先生は、作者名からもわかるようにネギま!のファンです。(わからない人に念の為説明するとネギま!の主人公はネギ・スプリングフィールド、つまり春場ねぎです。)当然影響も受けていると考えるのが自然です。

魔法先生ネギま!』はハーレムラブコメ(諸説あり)ですが、ハーレムエンドで終わります。しかし続編『UQ HOLDER!』においてネギま!時空での正ヒロインがついにわかるんですよね。ネギと結婚した長谷川千雨です。

ネギま!は必修なので当然皆さんご存知かと思いますが、長谷川千雨は派手に正ヒロインムーブをするキャラではありません。ただ、中序盤から終盤にかけて陰ながら主人公を支える大事なキャラクターです。

ここまで言えばわかると思いますが、四葉です。

皮肉屋で素直になれない長谷川千雨のキャラクター性は四葉には全く似ていませんが、ロールは似ています。長谷川千雨もネギに告白を受けた際、「他にもっといい子(クラスメート)がいるだろ」という旨の発言をしています(このシーンはメチャメチャいいのでUQ HOLDER!も読んでください)が、四葉も自分はないと言っています。(第72話 学級長の噂)寂しそうな顔!

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これでわかると思いますが、四葉長谷川千雨です。つまり花嫁です。

 

 

とりあえず十項目くらい四葉が花嫁である理由を挙げました。まだコミックス自体数十回しか読んでないので見落とし、読み込みの足りなさあると思います。

何度も読んで四葉が花嫁である理由をもっと増やしていきます。見つけるたびに追記する予定です。

異論反論あれば教えてください。花嫁は四葉ですが。

 

それでは以上になります。駄文お読みいただきありがとうございました。

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