たをやめ、時々ますらを

記憶に残るアニメと、忘れられていくアニメとに敬意と愛を示していきたい。

映画五等分の花嫁を観てきた

おおよそ一年ぶりくらいのブログ記事になるが、まあ案の定五等分の花嫁について。いつも通り乱文になると思われるので、整った文しか読めない方はブラウザバックしてくれ。

 

五等分の花嫁アニメの完結編として2022年5月20日から映画五等分の花嫁が上映している。

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TVアニメの完結編を劇場版でやることに対して基本的に否定的な意見を持っている上に、中火〜強火の原作厨である僕はアニメ五等分の花嫁に対してやや反感を持っていたために、オタクとしてはありえないことに公開から3日も経過してから重い腰を上げて映画館に赴いた。当然といえば当然なことに、特典の五等分の花嫁14.5巻は既に枯れていた。

(14.5巻に収録されている特別読み切りはマガジンで読むことができたので、なんとか耐えることができた)

マガポケアプリで単話でも買えるので、万が一読んでいない方がいれば読むように。

 

 

 

映画の内容としてはアニメ2期の続編で、コミックスでいう11巻から最終巻まで。

 

全体の感想としては、ちゃんと映画としてまとまっていたしまあちゃんと良かったよ。という感じ。何よりデカいスクリーンで動く五つ子(特に四葉)が見られるのは映画こその良さだなあと観ながら思ったね。

せっかくなので、観たての気持ちが冷めきらないうちに良かったところと気になったところだけ残しておこうかなと思う。

 

 

【よかったところ】

・デカいスクリーンで五つ子が見られる

これに関してはマジで映画でやる最大のメリットと言える。画面もデカければ音もデカい。こればっかりはテレビで見るのとは感覚が大きく違うので映画館に行く価値を見出すとしたらここ。特に終盤は四葉がかわいいのでかわいい四葉がデカいスクリーンで見られるのは大変満足度が高い。

 

・一本の映画としてそれなりにまとまっている

それなりに長い(2時間超え)の映画にはなっているけれども、12巻から14巻までの内容を割としっかりまとめているなあという印象だった。ある程度原作をカットしてテンポが悪くなりすぎないように作ってるんだろうなと思った。(これは気になったところにも通ずる部分でもある)

最悪これだけ観ても(まあそれもどうかと思うけど)楽しめる可能性すらあるのはいいところだと思う。

 

・アニメシリーズの流れを崩していない

上述の通り一本の映画としてそれなりにまとまっているというのに加えて、零奈(五月)関連の話がアニメシリーズでは割と省略されていたこともあり、映画でもその辺は引き継がれていた。

原作を意識しすぎていないことでアニメのみ視聴している層でも違和感なく受け入れられる内容になってたように感じた。

 

・エンドロールが良い

エンドロールが良かった。これから観に行く人もいるだろうから詳細は省くけれども、エンドロールも結構見入ってしまった。

僕のようなエンドロール眺めるのが好きなオタクにも嬉しい演出。

 

 

【気になったところ】

・引きのシーンの作画

引きのシーンの人物の作画が怪しい。流石にアニメ1期レベルではないけど。

キャラのアップのシーンはしっかりした作画でちゃんとかわいいのに、引きになるとちょっと気になるところが多かった。まあ明らかに崩れているわけでもないので僕が過敏なだけかもしれない。

 

・ありえないシーンカット

良かったところでまあまとまってたよみたいなことを書いたが、11巻の内容は半分以上スキップされていると言っていい。これの何が問題かというと、

「あんたを好きって言ったのよ」の次にかわいい二乃(当社比)のシーン


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終盤に繋がる五月のシーン


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なんかがすっ飛ばされている。

まあこのへんは最悪本筋外だから仕方ないにしても、

四葉のこれ


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までカットされているのは流石にありえないよと思った。

アニメ2期で風太郎と武田がブランコで話をするシーンもカットされていたし、五等分の花嫁アニメ制作陣はこの作品におけるブランコのシーンの重要性を理解していないとしか思えない。

 

四葉のリボンの色

これに関しては別に間違いではないのだけど、大人四葉がリボン捨てるシーンのリボンの色が緑だった。いや、四葉のリボンって緑じゃんじゃないんだよな。

まずこれを見てもらいたいんだけど、


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四葉の緑色のリボンって原作だと黒で塗られてるのよ。

ほんでこれ
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カラーページの大人四葉のリボンは白なわけ。

でこれ
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大人四葉がリボン捨てるシーンのリボンは黒塗りされてないから当然白なわけじゃん。

でも映画では緑だったんだよ。

じゃあ間違いかって言うとそこが一番ややこしいところで、これ


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フルカラー版だと緑なんだよなあ。

フルカラー版の彩色をねぎ先生がやってるわけじゃないと思うので、多分本来は白が正しいと思うんだけどあと思うなどしていた。何が正解かはわからないんだけど。

これに関しては本当に殆どの人にはどうでもいいことだと思うけど。

 

 

 

 

総括すると、基本的に気になる部分は五等分の花嫁オタク故のところだったので、普通に五等分の花嫁が好きみたいな人は観に行って全く損をしないと思う。

 

ただ、基本的に客層が若い。中高生オタクに主にウケている作品だからだと思うけど、レイトショーで行ってもなんか若いぞと感じたので日中(特に休日)行くとガチで中高生しかいないような気がするのでそのへん気になる人は気をつけたほうが良いかもしれない。

我々のようないつまでもオタクやってるような人種は中高生オタクをバカにしがちだけど、基本的に自由になる金が多くない中高生オタクに金を出させるだけの作品だということを感じて、僕は少し嬉しくなったりした。

 

 

五等分の花嫁に関するブログもまあぼちぼち終わりだなあと思っていたりするが、実はまだ特大のやつが残っている。


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五等分の花嫁のゲームがまた出る。

前作はまあまあの五等分の花嫁オタクである僕をもってしてもめちゃくちゃ苦しめられた悪夢のようなゲームだった。

どのように苦しんだかは下の記事に詳しいが、とにかく苦しんだ。

五等分の花嫁∬〜夏の思い出も五等分〜とかいうゲーム - たをやめ、時々ますらを

新作は卒業旅行とのことで死ぬほど苦しめられた勉強パートはなさそうでとりあえず一安心はしているが、油断できない。

多分これについても完クリしたあとに記事を書くと思うので、僕のブログが好きな奇特な諸兄は楽しみにしておいてほしい。

 

 

アニメ五等分の花嫁の完結を祝して。