たをやめ、時々ますらを

記憶に残るアニメと、忘れられていくアニメとに敬意と愛を示していきたい。

最後の祭りがオタクの場合〜五等分の花嫁113話を読んで

※五等分の花嫁113話までのネタバレを含みます。

 

感情は推敲できない。駄文です。


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『五等分の花嫁』という作品に出会ったのがいつだったかもう思い出せない。確かコミックス3巻が出た頃だったような気がする。そんなに遠い昔の話ではない。それでも思い出せない。

長い時を風太郎と五つ子と過ごしてきたような気がしている。

 

『五等分の花嫁』が14巻をもって完結することが発表された。悲しいような、嬉しいような気持ちになった。

 

今日は週刊少年マガジン2020年1号の発売日。すなわち『五等分の花嫁』第133話「最後の祭りが風太郎の場合」が掲載された日。花嫁が確定した日だ。今日このときの感情を永遠に忘れないために、何らかの形で残しておくことが自分のために必要だと思った。だからブログに書いておくことにした。

 

ぼくもオタクになって久しい。(オタクの大好きな"オタク"の定義についての話はここでは省く。あとぼくは"ヲタク"表記が好きではない)

様々な作品と出会っては別れ、記憶に刻んだり忘れたりした。その中でも、この『五等分の花嫁』という作品のことは一生ツバを飛ばして語る作品の一つになると確信している。

沢山のアニメ・色々な漫画に触れる中で、喜びも怒りも哀しみも楽しさも、多くの感情を受け取ってきた。泣くことも笑うこともあった。

ぼくの人生において漫画やアニメは欠くことのできないものになっている。

 

「最後の祭りが風太郎の場合」を読み切ったとき、ぼくは泣きも笑いもしなかった。 

ただ声が出た。言葉は出なかった。

それは自分の中の巨大な感情が零れたものだったと思う。本当のところはよくわからないが。

 

『五等分の花嫁』に出会ってぼくの人生は変わった、ということは特にない。ほんの少しだけ出費が増えた程度だ。ただの娯楽で、ただの暇潰しで、ただの毎週の楽しみだった。

 

ぼくは中野四葉を応援しながらこの作品を読んでいた。コミックスを買い、連載を追い、五等分の花嫁展にも行き、埃のかぶったブログを引っ張り出して中野四葉への想いを綴り、6年間変えていなかったTwitterのアイコンも中野四葉に変え、今も長文でお気持ちを殴り書いている。

ただ中野四葉にしあわせになってもらいたかった。

作品の中の人間に対して感情移入することは沢山あった。でも作中の人物に対して、ただ幸せになってほしいと、心の底から願うことは初めてだった。

そしてぼくの願いは叶う。

四葉は幸せになる。風太郎が幸せにしてくれる。風太郎にしかできないことを、風太郎が果たしてくれる。

こんなに嬉しいことはない。少しの羨望と嫉妬はあるけれど。

 

最後の祭り編はファンたちにとっても最後の祭りだった。毎週姉妹の可愛いシーンがあり、それでも間違いなく終わりに近づいているのを感じていた。

 

あと多くても10話程度で『五等分の花嫁』が終わる。

まだ少しのごたごたはあるかもしれない。

それでも四葉の幸せは揺るがない。

考察も展開予想もここから先はただの無粋になる。

ただ最後の一コマまで見届けたい。

他の4人の姉妹のファンも、春場ねぎ先生が「4/5のファンには嫌われてもいい」という覚悟で描くラストを見届ける義務があると思う。それでそのファンが作品に対する評価を落とすとしても。

 

やっぱりまとまった文章にはならなかった。

四葉おめでとう。

 

すこしいいオレンジジュースを買った。

 

ただ今日は祝杯を。

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画像が横になってしまった。直し方はわからない。

 

 

 

 

 

 

 

中野四葉は花嫁なのか?

こんにちは、たをやめです。

五等分の花嫁第90話がつらすぎて体調を崩し、会社を休みました。

皆さんも五等分の花嫁読んでらっしゃいますでしょう。

 

第90話を受けて読者の中では四葉花嫁確定説と四葉花嫁消滅説が割れているようですね。

それでは今回は(今回も)四葉が花嫁だよというお話をしていきたいなと思います。

例によって感情のままに書き連ねているのであまり美しい文章ではありませんし、大変読みづらいと思います。それでもよければ読んでやってください。

中野四葉は花嫁である - たをやめ、時々ますらを

続・中野四葉は花嫁である - たをやめ、時々ますらを

前回と前々回も読んでください。

 

第90話の内容についての話が主です。

 

・見開きを消費してしまった

皆さんご存知の通り、五等分の花嫁は一番重要なシーンでヒロインに見開きページが与えられています。一花のサイレンとともに恋心を自覚するシーン、二乃や三玖の告白シーンなど、恋愛としてワンステージ上がるシーンが見開きになります。

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今回四葉は見開きを消費してしまった(しかも風太郎を諦める方向で)ということで、まだ見開きを使っていない五月有力とする説が出ています。

これに関しては五月の見開きが来るまでなんとも言えませんが、読者の皆さんは見落としていることがありますね。

それは"風太郎の見開き"の存在ですね。ねぎ先生の言にもあるように、これからは風太郎が花嫁に惹かれていくのが描かれるわけですから、最終的には風太郎が見開き告白するシーンが来ると考えるのは自然です。であれば今回見開き消費したことは敗北要因にはなりえませんね。当然です。花嫁ですから。

 

・「好きだったよ ずっと」f:id:tawoyamebully:20190621173512j:image

感情ですね。

風太郎を「上杉さん」と呼び、常に敬語で話していた四葉が一人でいるシーンとはいえ、

風太郎君 好きだったよ ずっと」なんて言ってしまうのはクソデカ感情になりますよね。読者がクソデカ感情になる以上に四葉はクソデカ感情を抱えているわけです。

想いも思い出も消してしまう、諦めるという決意をした四葉から、抑えきれずに溢れてしまった言葉です。そしてその場所が四葉のお気に入りの場所であり、今の四葉になってから風太郎とデートした思い出の場所であるブランコなわけです。

読者によっては「好きだったよ」が過去形であることから、四葉はもう諦めた、脱落では?という見方をしている方もいるようですが、これもありえませんね。

上述のようにこの四葉の言葉は消そうとした想いが抑えきれずに溢れたものであり、依然大きな感情として四葉の中にあるものです。本当にその気持ちを消せていればここで一人でそこにいない風太郎に呼びかける必要なんてありませんから。届けられない想いだからこそ風太郎のいないところで、それでも風太郎への想いを消せないから風太郎に呼びかける形で、このセリフが出てしまったのだと思います。

ただ、四葉はこの言葉を言ってしまうことによって吐き出し、諦めようと思っていた可能性はあります。これは前々回のブログのスクランブルエッグ編のキスに関して述べた理由と同じで、諦めるために区切りをつける意味で、ということです。まあこれは四葉の内面描写がないのでぼくの推測でしかありませんけど。

 

・ブランコ

常々ぼくは四葉を語る上でブランコがキーだと喚いていますが、今回もしっかりブランコでした。

第90話の五月との会話でもある通りもう四葉は(意識的には)諦めるつもりでいるのですが、やっぱりここでブランコですよ。

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ブランコは揺れる感情のメタファーじゃないかなと思っているので、意識的には諦めようとしているけれども、無意識では諦められないという気持ちがある。そういうものを表しているのだと思います。また、四葉がブランコを漕ぐシーンで最初に映る鎖、風太郎が四葉の陰に想起した枷、同じ鎖ではないですが内容としてはリンクしていてもおかしくありません。
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風太郎とのデートで四葉はブランコから跳んでいますが、今回は跳んでいません。揺れる感情と枷に囚われて跳べない状態にあると。そうぼくは解釈しました。ここから解き放たれるには風太郎が四葉を見つけるしかありませんし、これで四葉が花嫁でなければ報われなさすぎます。

風太郎、四葉を救ってくれ…

 

 

今回はこれくらいにしておきます。

これから風太郎が四葉を見つけて、四葉をつかまえて、四葉を本当の"特別"にしてくれるのが楽しみでなりませんね。

それでは。

 

続・中野四葉は花嫁である

こんにちは、たをやめです。

出ましたね、五等分の花嫁第10巻。

待ちに待った四葉表紙の単行本です。

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かわいいですね。

今回は前回の「中野四葉は花嫁である」の続編です。

前回はこちら。

中野四葉は花嫁である - たをやめ、時々ますらを

 

四葉表紙の単行本が出たということで、単行本のみの要素、表紙と登場人物紹介だけ触れていきます。

考えながら書き連ねているので前回よりもまとまっていません。かなり話が飛んで読みづらいと思いますがご容赦下さい。

 

1.表紙

表紙です。四葉ですね。

四葉の表情ですが、薬指を強調した絵になるのはわかっていたので、もう少し花嫁的なやつが来るかと思っていましたが、ちょっと思っていたのと違いましたね。

表紙の四葉の表情ですが、どちらかといえばネガティブ、「拒絶」の表情に見えます。同じく四葉表紙の5巻でハートを作っていたのとは対照的ですね。

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5巻には四葉とのデート回が収録されていますので万が一未読の方がいたら読んでおいてください。

 

表紙の話に戻りますが、10巻表紙における「拒絶」の表情が何を意味するか考えたいと思います。

7巻以降の表紙は各姉妹がそれぞれウェディングドレスを着て担当の指を強調する構図になっています。

四葉の表情を考えるにあたって、他の姉妹の表情を見ると、

一花…不服

二乃…自信

三玖…驚愕

の表情に見えます。(ここは人によって見え方は違うと思います)

この表情がなんなのか、ぼくは花嫁として(あくまでも現時点で)選ばれた際の表情じゃないかと考えています。二乃と三玖は言うまでもなく、一花は最終的には改心するにしてもかなりあくどいことをやるわけですから、純粋に喜べるかというと不服の表情になるのもわかるかなと、これはややこじつけがいきすぎているかもしれませんが。

 

では四葉の「拒絶」はなにか。

あまり深く考えなくとも第72話 学級長の噂でのこのシーンは印象に残っていますね。
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この発言の意図に関しては諸説ありましたが、ぼくは単純に風太郎に惚れている姉妹がいる以上それを出し抜くことはできないくらいの意味合いで受け取っていました。ただこれも第89話 私と姉妹②において解答が出ました。

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「私は皆のために生きるんだ」という決意ですね。

かつて姉妹を出し抜こうとした四葉が姉妹の優しさに触れて決意をするシーンです。

これ自体は問題ではないのですが、この「皆のために生きる」という決意を反転させると「私は皆よりしあわせになってはならない」という呪いになってしまいます。
前のブログでも触れましたが、5人でいることが四葉にとっての枷になっているということは風太郎も考えています。
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複合して考えれば、四葉は現状「姉妹よりしあわせになってはならない」という枷を(自覚的か無自覚的かはわかりませんが)自らに架している状態だということがわかります。

 

つまり、今四葉がヒロインとして選ばれたとしても拒絶することしかできないのだと思います。それが今回の表紙の表情になっている。というわけです。

 

ねぎ先生の発言でもあるようにこれからの五等分の花嫁は風太郎が花嫁に惹かれていくところが描かれます。その中で風太郎が四葉の"枷"を解き、四葉が自分をヒロインとして認められるようになっていく。そういう美しい物語が見られます。楽しみですね。

 

 

2.登場人物紹介

登場人物紹介ですが、見た瞬間にああやっぱりと思いましたね。

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「お気に入りのスポットはブランコ」

前のブログでも一番に触れた内容ですが、ブランコは四葉のストーリーの根幹に関わるアイテムです。ですからお気に入りのスポットがブランコであること自体に驚きはないのですが、重要なのはこの巻の表紙が四葉であることです。

四葉が表紙の巻の登場人物紹介で、この重要な情報を提示してくれるというのは、決して偶然ではないと思いますね。

四葉のウェディングドレスとブランコの話が同じ巻でクロスするわけですから、これはもう決まりでいいと思っちゃいましたね。

 

 

今回は以上です。

考える部分が多くないので比較的短くまとめられましたね。多分かなり読みづらい文章に仕上がっていたと思いますが読んでいただいてありがとうございました。

今後の四葉のヒロインムーブに期待していきましょう。

それでは。
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中野四葉は花嫁である

(追記で1-6追加しました。)

 

こんにちは、たをやめです。

アニメの感想を書く場所がほしいなと思って開設したブログですが、一生埃をかぶっていました。

これにはちゃんとした理由があって、めんどくさかったからです。

それでもそのカピカピになったブログを引っ張り出してきたのは、とにかく中野四葉が花嫁だと主張したかったからです。主張したからどうということもないのですが、溢れ出る気持ちを抑えられなくなってしまったので仕方がありません。

中野四葉が花嫁だ!と主張する理由を書き連ねていこうと思いますが、ぼくは文章を書くのが大変苦手なので非常に読みづらい文になると思います。思いの外長文になってしまいましたがよろしくおねがいします。

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・中野四葉とは

春場ねぎ先生によるラブコメ漫画『五等分の花嫁』に登場する五つ子ヒロインの四女。死ぬほどかわいい。

好きな食べ物はみかん、嫌いな食べ物はピーマン。好きな飲み物は炭酸ジュースで好きな映画はサメが出てくる系。かわいい。

非常に明るく奔放でかわいく、困っている人を放っておけない優しい女の子。かわいい。

他の姉妹に引け目を感じている部分がある。

ここまで書きましたが、五等分の花嫁読んでいるオタクは全員このくらいのことは知ってるはずなので後は省きます。

 

 

本題です。

中野四葉が花嫁である理由をつらつらと並べていきます。考察サイトとかで既に書かれているものがあったらすみません。考察サイトとか見るの好きじゃないので被りがあっても確認できません。

写真の子考察はもう四葉で確定したのでやりません。

 

 

1.本編描写

作者の春場ねぎ先生はサイン会でファンの質問に「花嫁は最初から決まっている」と回答したそうですので、本編中にヒントが隠されているはずです。先生は小コマやさりげないところに伏線を撒いているのが今までもわかっていますので、それっぽいものを拾っていきます。

一部未単行本化部分のネタバレに触れると思うので嫌な人は読まないでください。

 

1-1.ブランコ

ぼくが最重要と見ているシーンです。

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単に風太郎と武田がブランコで会話しているシーン(第77話 女の戦)なのですが、風太郎がブランコから飛んで「まだ足りないか…」と考えているところがミソです。

これは四葉とのデート回(第36回 勤労感謝ツアー①)を風太郎が思い出しているところです。

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「上杉さんはここまで来れますか?」に対するアンサーのシーンですね。(この四葉のドヤ顔もかわいいですね。)

何故重要と見ているかというと、風太郎は基本的に前後の脈絡なく五つ子のことを考えているシーンがほとんどありません。前後に五つ子からアプローチがあれば頭を悩ましたり、試験前であれば五つ子の試験のために頑張ったり、五つ子が悩みを抱えているようであればそれぞれの悩みを見つけるために頑張ったりはしますが、単独で五つ子のことを考えるシーンはほぼありません。多分。その中で、全く前後の脈絡なく四葉のことを考えていることがわかるこのシーンはキーになってくると思います。

そもそも四葉とのデート回は普段大笑いしない風太郎が大笑いしたメチャメチャ珍しい回ですし、特別な感情を抱いていく布石としてはかなり濃厚な回に見えますね。

また、先生は「これからは風太郎が花嫁に惹かれていく様子を描く」とも発言されています。

今はまだ四葉のところまで届いていないけれども、これから風太郎が惹かれていき、最後には四葉にたどり着く、というのもきれいな流れになるんじゃないでしょうか。

そのへんを除いても四葉デート回は四葉が意味不明にかわいい回なのでアニメしか見てないとかってオタクはこの回だけでもいいので読んでください。

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1-2.「五択問題は四番目の確率が高い」

五択問題は四番目の確率が高いことは作中でも挙げられています。(第20話 中間試験)f:id:tawoyamebully:20190530180901j:image

言うまでもなく『五等分の花嫁』は五人のヒロインからひとりの花嫁を見つける作品ですから、五択問題と言えます。四番目とは当然四葉のことですから、四葉の確率が高いことは自明ですね。作者がそう書いてるんだからそうでしょ。

 

1-3.薬指担当

五つ子はそれぞれ担当指を持っていますが、四葉は薬指担当です。薬指といえば結婚指輪をはめる指ですね。これはもう花嫁で決まりでいいんじゃないでしょうか。f:id:tawoyamebully:20190530182821j:image

未来の結婚式が描かれる回(第32話 結びの伝説2000日目)でも、五つ子が風太郎のそれぞれの指を握っていますが、四葉はしっかり左手薬指を握っていますね。結婚です。f:id:tawoyamebully:20190530182839j:image
指輪ははめる指によって意味が変わるそうです。ぼくは詳しくないので詳しく知りたい人は調べてください。

親指(一花)→意志

人差し指(二乃)→積極性

中指(三玖)→直感力

薬指(四葉)→愛

小指(五月)→チャンス

みたいな感じの意味があるらしいです。それぞれの姉妹の性格・ストーリーに被ってくるところがあるのは読んでいればわかると思います。

となってくると四葉の担当である愛・薬指のエピソードがこれから描かれていくと考えるのは自然ですね。結婚です。

 

1-4.枷

風太郎が零奈に五つ子の話をするシーン(第42話 七つのさよなら④)では、四葉の内面に関して風太郎が気にかけるようなコメントがあります。

姉妹単体について考えているシーンが少ないというのは前述の通りですが、ここでも四葉のみエピソードにないところで気にかけているのがわかります。おそらくデート回での四葉の自分のほしいものがわからないという発言を受けてのことだと思いますが、この回から風太郎が比較的積極的に五つ子の内面に触れていきます。(二乃に対しても「…だけかと思っていたが今はよくわからない」とコメントしていますが、この時二乃は家出している最中で、風太郎も振り回されているので、よくわからんという愚痴が出てくるのはある意味自然かなと思います)

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ここで風太郎が考えていた四葉の影は四葉のみ前の学校で落第したことに起因することがわかり(第56話 最後の試験が四葉の場合)、この話で一旦の解決を得ますが、ここで風太郎は「五人でいることが重要という教え」が枷であると考えています。

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四葉四葉で6年前(第87話 私と姉妹①)の時点で五人一緒であることに疑問を抱いています。

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五つ子ゲーム(第64話 スクランブルエッグ④)の時も言っているように、五つ子の中で最初に変化をしたのが四葉です。

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これは疑問を抱いているときに風太郎と出会ったことが原因だと考えられますが、四葉の中に変化を欲する気持ちがあるのは間違いないと思います。ただ、五人でいる教えと、姉妹への引け目がそれを押し留めて揺れているような内面を推察できます。これもブランコですね(強引)

第87話から過去編が始まりますが、過去編での主役は四葉です。そのタイトルが『私と姉妹』であることは、自分の求めるものと姉妹と一緒であることの間で揺れる四葉を表していると考えることもできますね。今後四葉の内面が描かれていくと思います。ここまで引っ張ってきた写真の子が遂に確定したので、シンプルに四葉が正ヒロインでは?と思いますが、それではこの長文の意味が無と化してしまうので言わないでおきます。

 

1-5.結婚したい

実はストーリー中で四葉風太郎と結婚したがっているシーンがあります。(第8話 今日はお休み②)

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らいはを妹にしたいと言っていますが、これはもうプロポーズです。結婚です。Q.E.D.

 

【追記】1-6.スクランブルエッグ編のキスについて

現在の時間軸において花嫁が確定しているのはスクランブルエッグ⑧におけるキスの子だけになります。

四葉が花嫁であると主張する以上キスの子は四葉でなくてはなりません。

これはまだ明確に示されていないので、消去法で切っていきます。

・一花…キス時点では切れませんが、問題の第74話 変化球勝負にて「私だけを見てほしい」とのモノローグがあるため一花以外の姿で攻めることは考えづらい、大問題の三玖変装シーンの前にここで他の姉妹に変装して陥れてでも勝つという決意をしている描写がありますので、それまでは変装して何かをしていないと考えるのが自然です。

また、第86話 シスターズウォーエキシビションマッチの「全部嘘だよ 全部」のシーン、背景に一花と風太郎の思い出が描かれていますが、当該のキスシーンはありません。このシーンが頬にキスをするシーンである以上、キスの子が一花であればフラッシュバックするのが自然です。(メタ的には一花が花嫁であるのがバレないようにあえて外したという可能性も一応あります)これで一花は切れます。

・二乃…二乃に関しては第65話 スクランブルエッグ⑤で「五月の姿ではキスしても効果がない」旨の発言をしている他、シスターズウォー編での変装して風太郎に迫った一花を責める発言をしていましたので、切っていいと思います。

・三玖…三玖に関してはやや切りづらいのですが、スクランブルエッグ編はわからない五人のなかから三玖を見つけるストーリーだったわけですから、ここで誰かわからない人にキスされて、それが三玖だったとなればメタ的には台無しです。なので切ります。

・五月…五月は四葉を除けば切る要素がありません。風太郎は食い物ではないので五月は切っていいでしょう。

 

四葉…ここで四葉です。四葉が花嫁であるという前提に立って話をしているので、四葉がキスをした理由です。

四葉は零奈(五月)を使って風太郎の零奈に対する感情を切るように動いています。6年前の子自身でありながらです。正直四葉は内心の描写が少なすぎるので推測が入りますが、姉妹が風太郎を好きである、ということだけで四葉にとっては十分です。前述したように四葉は他の姉妹に対して引け目を感じていますし、自分よりも他を優先する性格です。そのため、風太郎の零奈(6年前・つまり四葉)に対する未練を断ち切ろうと動いていたと考えられます。

ではなぜスクランブルエッグ編ラストに来てキスをしたか、というところになります。

端的に言えば、ここで四葉風太郎に対する想いを切るためだと考えられます。これはまだ推測でしかありませんが。

ところでそのキスの当該話数は68話です。

68は四葉の4で割ると17になります。17は大アルカナでは"星"に当たります。ぼくはタロットカードに詳しくないので軽く調べた程度ですが、星の正位置の意味は「希望、願いが叶う」逆位置の意味は「絶望、高望み」だそうです。

恋愛成就の鐘のところでキスをしたことで長年ためてきた想いを一度遂げ「希望、願いが叶う」、自分にはもったいない、他の姉妹に譲るという四葉の意思が「絶望、高望み」に合致します(零奈を使って想いを切ろうとしていた行動とも矛盾しません)。

これらを複合して、四葉は一度想いを遂げ、それで終わりにするためにキスをしたと考えられます。

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恥ずかしがっている顔にも見えますが、想いを断ち切ろうとしている切な気な表情と読み取ることもできます。奇しくも五月(の顔をした誰か)のトレードマークである星の髪飾りは先程述べた大アルカナ17"星"と一致します。偶然でしょうか。

 

 

2.ストーリー外の要素

基本的にここからは妄想です。ここまでも妄想でしたが、妄想度があがります。

 

2-1.名前

言うまでもなくここまで書いてきたのは中野四葉という女の子に関してです。

四葉という名前から連想されるもの、おそらく誰もが四つ葉のクローバーを思い浮かべると思います。

四つ葉のクローバーの花言葉は「幸福」「私のものになって」(諸説あり)

これはもう花嫁です。

ちなみに四葉自身は自分だけ画数が多いことに悩んでいるそうです。かわいい。(4巻 登場人物紹介)
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2-2.リボン

四葉の特徴といえば頭のデカいリボンです。一説には頭の養分を吸ってデカくなっているらしいです(5巻 登場人物紹介)が、それはとりあえずおいておき置いておきます。

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リボンには「約束」「絆」の意味があり、姉妹の潤滑油として動く四葉のキャラクター性にマッチしています。それだけでなく、人と人の結びつきを象徴するリボンを身に着けている四葉は、結婚という結びつきを得るキャラクターとしてデザインされている可能性も高いです。

 

2-3.話数

『五等分の花嫁』では区切り区切りで未来の結婚式の様子が描かれます。

導入に当たる第1話を除くと、"第32話 結びの伝説2000日目"と"第68話 スクランブルエッグ⑧"で結婚式の様子が描写されます。

言うまでもなくこの話数、32と68の最大公約数は4です。単なる偶然ということもありますが、意識的に四葉の4が来るように話を配置している可能性はあると思います。ついでに結びの伝説2000日目の2000もスクランブルエッグ⑧の8も全て4の倍数です。偶然ですかねえ?

 

2-4.声優

アニメ五等分の花嫁において、四葉を担当する声優は佐倉綾音です。当然のことながら姉妹ひとりにひとり声優がいます。

ただ、アニメ化前のPV段階では五人の声優をすべて佐倉綾音が兼ねていました。これに関してねぎ先生はイメージどおりというような評価をしています。

TVアニメ声優を決めるに当たり、原作者であるねぎ先生もある程度意見を通せる立場にあるため、最も重要である花嫁役に五人を演じた佐倉綾音を当てたと考えると、佐倉綾音担当の四葉が花嫁である可能性は高くなると考えられます。

 

2-5.長谷川千雨

作者の春場ねぎ先生は、作者名からもわかるようにネギま!のファンです。(わからない人に念の為説明するとネギま!の主人公はネギ・スプリングフィールド、つまり春場ねぎです。)当然影響も受けていると考えるのが自然です。

魔法先生ネギま!』はハーレムラブコメ(諸説あり)ですが、ハーレムエンドで終わります。しかし続編『UQ HOLDER!』においてネギま!時空での正ヒロインがついにわかるんですよね。ネギと結婚した長谷川千雨です。

ネギま!は必修なので当然皆さんご存知かと思いますが、長谷川千雨は派手に正ヒロインムーブをするキャラではありません。ただ、中序盤から終盤にかけて陰ながら主人公を支える大事なキャラクターです。

ここまで言えばわかると思いますが、四葉です。

皮肉屋で素直になれない長谷川千雨のキャラクター性は四葉には全く似ていませんが、ロールは似ています。長谷川千雨もネギに告白を受けた際、「他にもっといい子(クラスメート)がいるだろ」という旨の発言をしています(このシーンはメチャメチャいいのでUQ HOLDER!も読んでください)が、四葉も自分はないと言っています。(第72話 学級長の噂)寂しそうな顔!

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これでわかると思いますが、四葉長谷川千雨です。つまり花嫁です。

 

 

とりあえず十項目くらい四葉が花嫁である理由を挙げました。まだコミックス自体数十回しか読んでないので見落とし、読み込みの足りなさあると思います。

何度も読んで四葉が花嫁である理由をもっと増やしていきます。見つけるたびに追記する予定です。

異論反論あれば教えてください。花嫁は四葉ですが。

 

それでは以上になります。駄文お読みいただきありがとうございました。

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今期アニメを見よう! 

今期アニメ、大体始まりましたね。

実に豊作だと思いますよ、毎期言ってるけど。

ガバガバ豊作オタクのぼくをしても今期は数年に一度クラスの豊作なんじゃないかと思ってますね。豊作のクールにアニメを見ないのはもったないない!ということで今期アニメの話。

まだせいぜい2話だからこれからどうなるかはわからないけれど、何見たらいいかわからない!って人の参考になればいいな。

 

 

1,サクラクエスト

PAの働く女の子シリーズ最新作!いいよね…

就活全敗の女の子がひょんなことから田舎の町おこしに関わっていく話。

まずキャラクターがかわいい。宮森2Pカラーって言うな。

田舎嫌いの主人公がどう田舎と向き合っていくのか、心情の変化やら人間関係やらが見どころかな〜。

最期待枠です。

 

2,ID-0

スクライド以来の谷口黒田アニメ。

この時点で期待するなという方が無理ですよね。

1話見た限り、アクティヴレイドだわ。という感じ。

これからSF色濃くなっていくっぽいのでかなり楽しみ。

アクティヴレイドが好き、スクライドが好き、谷口が好き、なら見た方がいいと思う。

キャラのCGに慣れるのにちょっとかかりそうだけど絶対面白いはず。

 

3,Re:CREATORS

これもオリジナルアニメ。

なんか劇中劇のキャラクター達が主人公の世界に出てきてバトルするっぽい。一話の時点ではそのくらいしかわからないけど、まあ面白くなりそうだなあ、という印象は受けたよ。

一話の印象なんてあてにならないけどね。

継続する価値はあると見てる。

 

4,スタミュ 二期

待ちに待ったスタミュ二期。

一話から期待を裏切らない面白さだよ。

一期からそうだけど、毎回笑顔で見られる素晴らしいアニメ。

有り体に言うと男性アイドル物(正確にはアイドルではないけど)なんだけど、誰が見ても面白いと思うなあ。急に歌い出すとことか。

キャラデザが割りとみんなモブみたいなのも愛しい。

スタミュは本当にみんなに見てほしい。オススメ度で言えば今期一番。

 

5,冴えない彼女の育てかた♭

言うまでもない冴えカノ二期。

言うまでもないので言うことはない。

一話からオタクを殺しに来てた。案の定死んだ。

 

6,リトルウィッチアカデミア 2クール目

リトルウィッチアカデミアいいよね…

2クール目に入って話が大きく動き始めたね。

1クール使って見てきたアッコの成長がこれからどう活きてくるか、楽しみで仕方ない。

1クール目をアッコの成長と周囲との関係に全部使ってきたからこそ、これからの展開に入り込んでいけるだろうな、という期待感がある。

間違いないよね。

 

7,エロマンガ先生

うーん、やるじゃん。というのが1話見た感想。

俺妹の(あるいは桐乃の)欠点をすべて改善してきたような感じ。

キャラ萌えものとしてはかなりの完成度なんじゃなかろうか。

Twitterアニメアイコンエロマンガ先生増えてるよね。

 

8,つぐもも

いい意味で古い。原作19巻くらい出てるみたいだしそりゃそうか。

大空直美さんがメイン張ってる。

サービスシーンが割と多い。

かんなぎっぽい。

 

9,フレームアームズガール

とにかくかわいい。

女の子とプラモの女の子の話。

不快感がないというのはキャラアニメでは一番重要な要素だよね。

 

10,ロクでなし魔術講師と禁忌教典アカシックレコード

テンプレラノベアニメかと思ってたら、最高のアニメだった。

今期ラノベ枠では一番だと思う。多分反論もほぼないと思う。

基本ロクでなしだけどやるときはやるっていうのはオタクの理想だからね。

女子生徒の制服が意味わからない。意味がわからない。そんな制服があるか!

ヒロインがありえないくらいチョロい。

空戦を超えるかもしれない。

 

 

とりあえずこんな感じです。

他にもわりと良さそうなアニメあるけど、1話見た時点だとこの辺が強そう。

オリジナルアニメが充実しててラノベ枠も悪くない、かなりいい布陣だと思う。

今季アニメは見る価値あるよ。見よう。

有頂天家族二期忘れてた。有頂天家族二期はまあ言うまでもない。

折角だからおすすめアニメを書くよ。

折角ブログを始めたのに「ブログ始めました。」だけでは味気ないのでおすすめのアニメを書くよ。

3つくらい。

大好きなアニメだからブログ慣れしてきた頃にまた個別で書きたいなと思ってるけど、

ちょっとでも興味持ったら見てみてね。

基本的にネタバレなしでいきます。

 

 

トップをねらえ2!

そんなに量見てるわけでもないですけど、

今までに見てきたアニメの中で一番好きなアニメが「トップをねらえ2!」です。

タイトル見てわかる通りトップをねらえ!の続編なんですけど、これだけ見ても十分面白い。

タイトルが「トップをねらえ!2」じゃなくて「トップをねらえ2!」なのはこれ自体が独立した作品であることを表してるよね。

ジャンルはSFの、いわゆるロボットものなんだけど、人間関係(あるいは人間以外の関係)に重きを置いてるから、いわゆるロボットものが苦手な人でも楽しめると思う。

ただロボット含むSF的な要素が薄いかというとそんなことはなくて、ちゃんとSFしてるからSFオタクも当然楽しめる。(SFオタクならまあ見てるだろうけど)

バスターマシン(作中のロボット)がCGと作画であるタイミングで切り替わるんだけど、そこの違いがハッキリしていて見応えがある。CGの重さと作画の軽さがうまく噛み合ってて意味を持ってるのがいい。

ひねたオタクだから「泣ける」みたいな評価は本当に嫌いなんだけど、何回見ても同じところで泣いちゃう。

本当にいいアニメなので是非みんなに見てほしいと思ってるよ。トップとトップ2合わせても12話しかないから、見やすいと思うし、見て。

できればトップをねらえ!から見て。

トップをねらえ2!だけでも完成した作品なんだけど、トップのオマージュも多いし、トップ2のラストはトップ見てるとより感慨が深まると思うので。

トップをねらえ!と合わせてとにかくみんなに見てほしい作品。また別の機会に個別で書くよ。

 

時をかける少女

まあみんな見たことあるよね、って感じ。

毎年7/13には時をかける少女を見ることにしてる。

青春SFだよね。

初公開はぼくが中学生の頃だったと記憶してるけど、かなり衝撃を受けたのを覚えてる。

等身大の主人公で、同じようにタイムリープできるようになったらこんな行動するだろうな、って思う行動をするから入り込んじゃう。

入り込んじゃうからこそ、終盤の痛み、愛、覚悟なんかがダイレクトに直撃する。

ろくに青春しなかったぼくでさえこうだから、ちゃんと青春してきた人にはメチャクチャ刺さるんじゃないかなあって。

筒井康隆の原作『時をかける少女』からも色々散りばめられてるから、読んでるとまた別の楽しみ方もできる。何回でも見られる作品。

まあ金曜ロードショーで見てるよね。

 

コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜

2015年の作品だから見てる人(見てたけど切った人)も多いかもしれない。

大正のあと、昭和でなく「神化」という元号に進んだ日本が舞台。ちなみに「神化」は昭和が決まる前の候補のひとつだったらしい。

「超人」と呼ばれる特殊能力を持った人たちが存在する日本で、それぞれの持つ正義をぶつけ合う、"正義"の物語。

時系列が飛び飛びで、整理しながら見ないと混乱しちゃうところもあるけど、乱れた時間の中で謎が徐々に解けていくカタルシスはこの作品だからこそかなと思う。

現実の日本で言う昭和を舞台にしてるからレトロな雰囲気もありつつ、ビビッドな色遣いとインパクトのあるキャラクターたちがポップさを感じさせてくれる。

昭和のヒット曲を合間合間に挿入歌として使っていて、昭和を生きていないぼくでもある種の郷愁みたいなものを感じる。"歌"もテーマのひとつみたい。

それぞれのキャラクターの苦悩と決意が時間を超えて飛び交うのは、見ていて辛くもあり、楽しくもある。最近の作品だと一番刺さった、でも人を選ぶかもしれないなあ、という作品。実際売れなかったしね。でも好き。できたら見てほしい。

 

 

とりあえず好きなアニメ3本書いてみたから興味沸いたら見てみてね。

なんか内容というより思い入れメインになっちゃったけど。

それにしてもSFだ。